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マークと股間と、ときどき紙袋
《森 光年》
2001年に好評を博したルイ・ヴィトンのグラフィティラインのバッグが復活、ということでデザイナーのマーク・ジェイコブスが文字どおり体をはってPRしているという情報を某ファッションブログ経由で知ったのですが……

こんな感じや、こんな感じで。

そんなわけで森光年なんですが……いったい誰が喜ぶんでしょうか、これは。
まあ、あの業界はゲイピープルが多いと聞くのでそれなりに内輪受けはするのかもしれませんが……しかしこの広告を見て、マークが股間を隠しているこのバッグが欲しい! と思う女性はあまりいないのではないかと推察します。
いや、もしかしたら、アルマーニの広告でブリーフ一丁になったベッカムの写真(の、とくに股間)を見て「オーマイガッ!」と野太い声で叫んだりするアメリカ女性にはこういうのが訴求力を持つのでしょうか。宇宙は神秘に満ちています。

実際の話、トム・フォード(最新の007のスーツのデザインを担当することでおなじみ)あたりの広告センスに倣ったんでしょうけども。トム・フォードのはセクシーだけどぎりぎり上品さを保っているのに対し、こっちのはあまりにあけすけというか……マークさん、やっぱりゲイピープルなんだなあと、今更ながら思い知りました。
まあ、服のデザインには女性的感性が求められるので、同性愛的な傾向の人のほうが有利というのはあるかもしれませんね。昨今はかっこいい男性服を得意とするノンケの男性デザイナーが(とくに日本のデザイナーに)増えつつある気はしますが。デザイナーはどこか少女のような気持ちを持っていることが重要だと思います。われらがカール・ラガーフェルドおじさんのように(おじさんの最新のシャネルのコレクションは最高でした)。

さておき、近所のスーパーで時折、マークbyマークジェイコブズの(おそらく心斎橋のOPAの一階、入り口のすぐ横のショップか、あるいは天王寺のHOOPあたりで買い物したときのものであろう)大きな紙袋を誇らしげに提げて歩いておられるご婦人を見かけますが、その人がこの広告を見たらどう思うでしょうか。
それにしても、高級ブランドや上位セレクトショップの紙袋を誇らしげに日常のバッグ代わりにする大阪の文化は正直どうなのかと、なんばのマルイのエスカレーターでヴィア・バスストップの紙袋を持っている人を見かけたり(中身は明らかに日用品)、喫茶店で隣に座った女性の小物入れがディオールの紙袋だったりしたとき、しみじみと思います。


あと、紙袋といえば先日、マルタンマルジェラの大阪店でそのときの最新号の『ハイファッション』誌が売られているのを目撃しまして。そう、Tシャツが平気で4万円だったり、30万円もするジャケットが無造作に吊られていたりする店内に980円の雑誌が。ちゃんと丁寧に他の商品と同じ値札まで作って。
マルジェラ20周年の特集が組まれていたのがその理由なんですが、これはチャンス、ということで買ってまいりました。ふだんマルジェラで買い物をするような機会などありませんから。まあ、あの店内にあの雑誌が売り物として置かれていたこと自体、たぶんある種のジョークだったと思うんですが、空気を読まずにマジ買いです。
そうしたら店員さん、ちゃんとマルジェラの紙袋に入れてくれたばかりか頼んでいないのに領収書まで出してくれたわけなんですが、ともかくその紙袋がほんとうに普通の白いやつで、そこにマルジェラの各ラインの説明が印刷された紙がなんの変哲もないホッチキスで止めてあるという、じつにマルジェラらしい代物で、嬉しかったです。
 

雑記 | 2008/12/12(金) 20:04 | コメント(0) | トラックバック(0)
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