《森 光年》
そういえば、昨年も当ブログで話題にした「日本橋ストリートフェスタ」(公式サイト)が今年も3月20日の祝日に開催されるそうで。 西の電気街・日本橋を歩行者天国にして行われるこのイベントも着がつけば既に第5回。おっかなびっくりという感じで開催されていたのも懐かしい第一回から、回を重ねるごとに盛況になっているので今年も楽しみです。 それはともかく、公式サイトのトップ絵にカーソルを合わせると表示されるメイドさんらしき人物のイラストは、なんというか、もう少しどうにかならなかったのでしょうか。これがいわゆる作画崩壊というやつでしょうか。いとうのいぢ先生デザインの日本橋応援キャラクター(いつのまにこんなものを)が霞んでしまうこのインパクト。 そんなわけで森光年なんですけども、三回連続でこの話題もどうかと思いますが、今更ながらナンバーナインの2009秋冬のコレクションをチェックいたしまして。あまりにも衝撃的だったのでご紹介したいと思います。 『NUMBER (N)INE 2009FW』 (リンク先の画像をクリックするとスライドショーに飛びます) 全部で65枚もありますが、必見のコレクションです。 リンク先のサイト、ときどき広告ページが表示されてわずらわしいのですが、広告をスキップすれば続きを見られますので、ぜひ最後まで。 退廃美とでも呼ぶべきあやしい魅力を持った前回の2009春夏の世界観をさらに深化させたといいましょうか。モノトーンに近い重ね着スタイルはまるでスケアクロウ(かかし)が歩きだしたようで、不可聴域の繊細な悲鳴のような胸をかきむしられる不気味な哀切さがコレクション全体を支配していて……こんなデザインをできる人が一線を退いてしまうのは、ほんとうに惜しいのひと言です。 さがしてみたら動画もあったので貼っておきます。 NUMBER (N)INE AW09 そういえば以前、ナンバーナインのデザイナーの宮下貴裕さんはブランドを閉じたあとどうするのか? 自分さがしの旅に出たりするのか? というようなことを書きましたが、すいません、すでに宮下さんはいちど自分さがしの旅に出ていました、そういえば。 今回の記事を書くにあたって手元にある雑誌でナンバーナインの過去のコレクションをチェックしていて気がつきました。2008秋冬のコレクションは宮下さんがアメリカ西海岸に自分さがしの旅に出た成果を活かしたものだったのでした。 しかしまあ、そうなるとまた二度目の自分さがしの旅に出るかもしれませんね、宮下さん。どんな形であれ是非、還ってきて欲しいと心から願います。 |
|
|
| 最初のページ |
|