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ユニクロと森下公則がコラボレーション
《森 光年》
おしゃれキッズたちから圧倒的な支持を集めるアメカジ系のブランド『NEPENTHES(ネペンテス)』の大阪初店舗が先週末、靱(うつぼ)公園の北側というカフェやレストランは多いけど服屋は全然なかった意外すぎる場所にオープンいたしまして。

で、そのことについて書こうかなと漠然と考えていた先週なかば、ユニクロが唐突に森下公則とのコラボ製品を発売(発表ではなく、いきなり発売)するという大事件が!
私が知らなかっただけで事前にアナウンスされていたのかもしれませんが、いやはや驚きました。以前にユニクロは森下がチーフをつとめていたHALBというブランドとコラボした実績があるとはいえ、まさかジル・サンダー監修のユニクロ「+J」(10月2日から発売開始)の前に、これほどの隠し玉を用意していようとは。


そんなわけで森光年なんですが、こうなったらもうネペンテスどころではないので今回はユニクロ×森下公則(なんかカップリングみたいですね。たしかに森下公則は受けっぽいですが)について書きたいと思います。
まあとにかく、言葉で語るよりもまずはユニクロの公式ページを見てください。森下公則の簡単なプロフィールも載っていますので。
っていうか先週なかばに見たときにはこの特集ページ、もっとそっけない感じだったんですが。いつの間にかモデルさんが着用している写真が増えて服の魅力が伝わりやすくなってますね。
モデルが着てるからよく見えるんだろ? というような話ではなく、ほんとに良いシルエットをしてるんですよ、これ。
骨太のミリタリールックをベースとしながらも、少年っぽいロマンチシズムとセンチメンタリズムが巧みに織り込まれた森下公則らしいデザインですし、これをよくこの低価格に抑えたものだと唸らされます。

で、ユニクロ店頭での販売状況ですが、どうも大阪ミナミにあるユニクロでは全商品が入荷しているのは心斎橋店のみのようですね。他の店舗では一部商品のみ、小型の店舗では扱っていませんでした。
私が見に行った先週末の段階ですでに人気のある商品はSサイズから順番に品薄になりつつある様子でした(とくにミリタリーコートのSサイズはどこの店舗にもありませんでした)。ユニクロのことなので今後、追加生産される可能性も当然ありますが、どうしても欲しいという方は急いだほうがいいかもしれません。
私がとくに良いなと思ったのは、スノー柄が可愛いカーディガンとVネックセーター、それとノルディック柄のシャツジャケットCですね。どちらもフォークロアな感じで素敵です。

しかし、これほどの服がその他のユニクロ製品に埋もれるようにして普通に売られている様子はなんともいえず不思議なものがありましたね。注目している人はもちろんいましたが、大多数の人はスルー状態で。
ただ、シンプルで堅実に見えてじつはロマンチックさを秘めている森下公則のデザインはむしろ女性の共感を呼ぶのか、女性客の食いつきはよかったですね。カップルの女性のほうが森下の服に目をとめ、強く購入を勧めるも男性側は無関心、というパターンを店頭でよく見かけました。


ちなみに森下公則は長年勤めていた会社を辞め、自身の会社とブランドをようやく立ち上げたそうで(→参照)。
現代の日本を代表するデザイナーといえば森下公則の他にミハラヤスヒロが思い浮かびますが、ミハラなどは多摩美大を卒業するやいなや自身のブランドを立ち上げて華々しくデビューするという俊英ぶり。それからすると学校卒業から自身のブランド立ち上げまで20年以上もの期間を経た森下公則は苦労人といえるのではないでしょうか。
作風の面でも、クールで奇抜なミハラのデザインが強烈に人を惹きつけるのに対し、森下のデザインは寡黙で堅実、内省的でロマンチックと、まるで太陽と月、炎と水、攻めと受……いや、とにかく対照的な二人です(余談ながらミハラは山崎まさよしを思わせる男前だったりもします)。

個人的には2009年の春夏のコレクションでサン・テグジュペリをテーマに選んだ森下公則に対し、『星の王子さま』好きとしては共感をおぼえずにはいられません。新ブランドの今後に大期待しております。
 

雑記 | 2009/09/15(火) 21:54 | コメント(0) | トラックバック(0)
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