《森 光年》
前回の記事で、『マブラヴALTERED FABLE』の立て看板について書きましたが、その実物の写真が某所で紹介されておりました。 アキバBlogさんの8月1日の記事より 彩峰がっ……! この彩峰の片足を上げた媚びポーズがっ! いやあ、凶悪ですね。 そんなわけで、森光年なんですが、『墜落天使』完成しなくてすいませんでした……ほんとに、サークル代表としてもっとリーダーシップを身につけなくては。 さて、今回は夏コミの作業が一段落して虚脱気味なため、最近いいなと思った音楽の紹介なんかを軽く。 なんでも昨年の後半あたりから、海の向こうの英国ではニュー・レイヴという一種の流行が起きているようでして。 レイヴといいますと90年代初頭、どん底の不況のなかで未来を見失ったトレイン・スポッティングな若者たちが、ここではないどこかを求めるようにして寄り集い、新しいテクノな音楽に身をまかせて踊り狂った狂乱の祭りというイメージが私の中にはあるわけですが(偏見だったらごめんなさい)、このニュー・レイヴという現在進行形のムーブメントはそれをひきつぐもの………というわけでは別にないようでして。 ニュー・レイヴという名称自体は、これからご紹介しますKlaxons(クラクソンズと読むようです)のメンバーの一人がなかば冗談で言いだしたものが通りの良さから広まったもののようで、深い含意はないようです。 なのでこの名称がこのまま残るものかどうかは分かりませんが、ともかく音楽的にはインディーズロック+ダンスミュージック、ファッションとしては奇抜な蛍光色を中心とする文化的現象がイギリスで起きている、ということらしいんですね。 でも、ニュー・レイヴに分類されるという音楽をいろいろ調べて聴いてみたところ、上記の定義にはおさまらないメタル+テクノというような代物まで含まれているようで。 どんな流行でもそうですが、もう少し後になってから振り返ってみないとその正確な輪郭はわからないのかもしれません。 まあそんなわけで、前置きはこれぐらいにしてご紹介いたしましょう。 ニュー・レイヴ代表するバンド、クラクソンズの代表曲でございます。 Klaxons - Gravity's Rainbow
↓こちらは、ぐっと洗練の度を増したリメイク版。
Klaxons - Gravity's Rainbow 2007 いやあ、これは気に入りました。すごくいい。 なにしろ各種情報に疎いもので、知ったのはつい最近なんですが。最新のムーブメントらしいということで身構えて聴いてみれば、このとっつきやすいポップさ。 こういう生音+ビートルズっぽいボーカルにシンパシーを感じる自分は、音楽の好みが保守的なのかもなあ……と複雑な気分にはなりますが、とにかく楽しくて良い曲です。 イギリス人は銃のデザインをさせたらセンス最悪である(*1)、というのが私の持論なんですが、ポップ音楽に関していうと最高のセンスを持っていると思います。脱帽です。 ちなみに、『重力の虹』という曲のタイトルは有名な小説から、現状で唯一発売されているアルバムの『近未来の神話』というタイトルはSF小説からとっております。 SF好きなんだそうです、クラクソンズ。 今週末のサマーソニックで来日するんだそうです。 これからの活躍に期待しております。 *1 同じブルパップ式のライフル(通常のライフルとは違い、機関部を銃床の後方に、トリガー・メカを弾倉の前方に配置して全長を短めにした設計の銃)でも、オーストリアのステアーAUGやフランスのFA MASはこんな感じ。 一方、こちらはイギリスのL85。 スナイパーライフルにしてもサブマシンガンにしても英国デザインのものはあんまりなのが多いです。 ある種マイナスの美意識さえ感じさせるデザインラインです |
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