《森 光年》
早朝にテレビをつけたら『辺見えみり熱愛発覚 お相手は仮面ライダー』という見出しが飛び込んでまいりまして。 反射的に「ライダー? まさかザンキさんじゃないだろうな」と冗談まじりの思考が脳裏をよぎったんですが、まさか本当に『仮面ライダー 響鬼』のザンキさんこと松田賢二さんだったとは……ザンキさんファンとしては複雑な心境です。 まあ、こわもてな外見とは裏腹のひょうきんな性格だったり声が渋かったりと、えみりさんの元夫であるキム兄やんと松田さんには意外と共通点が多いようにも思うので、当然の帰結といえばいえないこともないのかもしれません(と自分に言い聞かせてみる)。 ちなみにザンキさんが『響鬼』本編に初登場したとき、視聴者の反応は「なんか怖い顔の人が出てきた!」といった笑いまじりのものだったんですね。 ところが、登場二話目で初めて仮面ライダー斬鬼に変身した際、敵に「鬼め!」と言われたザンキさんが「鬼だよ…」とつぶやいたその声のあまりの渋さに女性ファンのボルテージが一気に沸騰、たちまち全国に松田さんのファンが激増したといういきさつがありまして。 そんな一部始終を目の当たりにした私は女性たちの声フェチっぷりを痛いほど思い知り、以来、女性にフェチシズムは存在しないとするラカン派の精神分析には懐疑的なりました。 さておき森光年なんですが、明日発売されるというシングル曲のPVをテレビで見かけるまで不覚にも気づかずにいたんですけども、ここ2年ほど音沙汰のなかったブリグリことthe brilliant greenが今年の2月に活動を再開していたんですね。ファンの人には今更な話題で申し訳ありません。 で、2008年のソウルイーターのOP曲のPV以来、ひさしぶりにトミーさんのお姿を拝見したわけなんですが、なんとまあこの人、以前から十二分に美少女だったところに磨きがかかって神々しいほど可愛くなってしまってるじゃありませんか! 論より証拠、まずは今年の六月に発売されたシングルのPVをご覧ください。 the brilliant green - Blue Daisy タレ目美少女にモッズファッション! というマニアックかつ最高の組み合わせです。華奢な体格にモッズコートが映える映える。 PVの衣装は自分でセレクトしているというトミーさんですが、ほんとによく美少女というものを心得てらっしゃる。フードをかぶってみたりふくれっつらをしてみせたり、そんな仕草があざとすぎる! でも可愛い! あと、星型のタンバリンも可愛いですね。 それにしても、私と同年代なんですよねえトミーさん。私もたいがい若く見られるほうですけども、さすがにトミーさんほどではありません。 年を経るごとに大人びて綺麗になっていくのならわかりますが、どんどん美少女っぷりを増していくこの人はいったいなんなんでしょう。 ブリグリのボーカル・川瀬智子さんがTommy february6としてソロ活動を始めた当時、ご本人みずからティーンエイジコンプレックスと語るとおりのその少女のような儚げな愛らしさ(と、セルフレームのめがね)に心うたれ、この可憐な姿がいつまでも損なわれなければよいのにと願ったものでしたが、これは完全に杞憂というものでしたね。 30代半ばという年齢でありながら、宇宙が膨張を続けるかのごとく可愛らしさを加速させていくトミーさんは生涯美少女として輝き続けるにちがいありません。 しかし、あいかわらずブリグリは曲もいいですよね。ブリグリのベース担当にして作曲も手がける奥田俊作さん(しかもトミーさんの旦那さん!)の音楽オタクぶりがよく伝わってきます。 キングクリムゾンか! とツッコミたくなる六分半もの長い曲ですが、重厚な音の積み重ねでまったく冗長さを感じさせないのはさすが。無駄をそぎ落としてそれでも残った必要最低限の六分半という感じです。 それにしても、メンバーが一人離脱して二人体制で再スタートをきったブリグリですが、この外人さんたちはなんなのでしょう。明日発売の新曲のPVにも出てくるんですが、新メンバー? 細身のスーツにモッズコートで楽しげにはしゃぐ姿を見ていると、なんだかモッズコートが欲しくなりますね。今年の秋冬シーズンはミリタリーが流行るらしいので(ここのところアメカジとミリタリーが短いスパンで順繰りに流行している気がするんですが、ファッション界には他にネタがないんでしょうか)モッズコートもありかもしれません。 |
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