《大浜サキ》
10月に終わったアニメを2つほど消化したので今回はその感想でも。 ・ 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD ☆☆☆☆☆ 学園、ってついてますが舞台が校内だったのは結局2話まで。 あとは転々と逃げつつ闘ったりトラブルに見舞われたり、王道を行くゾンビ物でした。 パンデミック的なパニック描写や、素人が知恵を巡らせ武装する「僕らの七日間戦争」的な楽しさ、 時おり映される国家の破滅、ゾンビそのものより人間側の不手際によって崩壊していく状況など、 映画「ゾンビ(DAWN of the DEAD)」のロメロ的お約束に沿った魅力がたまらない一本でした。 それだけでなく、美少女たちの超人の域に達した戦闘シーンや、 常に下心満載のカメラアングル、主人公を取り巻くハーレム描写など 日本のアニメらしいサービスもたっぷり。 画面内を乱れ踊るおっぱいの隙間を銃弾がすり抜けていく「おっぱいマトリックス」など、 もはやエロなのか燃えなのかギャグなのかさっぱりわかりません(笑) っていうか、荒木監督がこんなにエッチな人だとは知らなかったよ! (デスノートの時はセーブしてたんですね) それに、“オタメガネ”こと平野コータの活躍ぶりも見逃せません。 普段は卑屈で縮こまってる彼が、軍オタ知識を活かせる状況に面したと見るや ギラついた笑顔になって活躍するさまは、サエない男子なら一度は夢見たであろう “非常時下で活躍するオレ”妄想を刺激してやみません。 いやもう、ゾンビまでパンチラ全開で色んな意味でサービス満点、 ごちそうさまな作品でございました。 しかし、最終回は完全に「俺たちの戦いはこれからだ!」でしたね。 しかもゾンビ物お約束のショッピングモールを目前にして終わりとか・・・ これからが本番じゃないですか。 原作は連載が止まりがちでストックがあまり無いそうだけど、 何年かかってもいいからぜひ続きを作って欲しい、そう思わせる作品でした。 ・ 会長はメイド様! ☆☆☆☆ パーフェクトイケメンを通り越してギャグになっちゃってる碓氷君と、 男子多数の高校で鬼神のごとく敏腕を振るうツンデレ生徒会長とが くり広げるドタバタコメディ。 こっそりメイドカフェでバイトしてる会長を、碓氷君がいじってドキドキさせるのが 基本のアニメですが、会長が漢らしくトラブルを解決していくさまも胸がすくように 心地良く、毎回水戸黄門のような安心感を持って楽しめる作品でした。 しかも毎回店のイベントで違ったコスシーンが入るというサービス付き。 一見女性向け作品のようですが、わりと男女共に萌えられる作品だったのではないでしょうか。 2クールの間、溜めに溜めたデレが満開した最終回は、あまりの可愛さに悶絶しそうになりました。 しかし26話かけてもまだ自分の気持ちに気づかない会長の超鈍感さといったら・・・! カップルらしくないどつき漫才を演じ続けた「ラブ☆コン」ですら20話位でくっついたというのに。 原作もまだまだ続きそうなので、こちらも続きが待ち遠しい作品です。 上記とは関係ありませんが、そういや冨樫義博の「レベルE」がアニメ化するみたいですね。 原作は2ページに渡って活字だけが続いたりする事もあるマンガなので かなりムチャな企画だと思うものの、どーやってあれを映像化するというのか。 それだけでも注目していきたいと思います。 |
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