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世界侵略:ロサンゼルス決戦
《大浜サキ》
最近また気温がぐぐっと下がってきましたね。
電車の中でケホケホしてる人を見るけど、私もご多分にもれず
直ったのか直ってないのか微妙な咳の症状に悩まされてるところです。

今日は、いつまでたっても日本公開も邦題も定まらない「Skyline」を尻目に
躍り出た侵略映画の予告編を貼ってみます。
(Skylineって全米初週4位だったらしいけど、所詮ネットだけの騒ぎだったんだろうか・・・)

世界侵略:ロサンゼルス決戦


物語は、昔から目撃されていたUFOは実は侵略目的の調査だった、という
とってもベタなもので、世界同時多発攻撃にさらされ生き残ったLAが
海兵隊の死闘の地となるとのこと。
物語設定のチープさはありきたりなものですが、歩兵随伴のカメラアングルや
ふんだんに取り入れられたメディア映像は、かつてない臨場感に溢れていて
引き込まれます。
もうここまで来たら戦争映画のようじゃないか!
海岸で次々と炸裂してるのはクラスター爆弾か何かかな?

それにしても、原題は「BATTLE: LOS ANGELES」なのですが
このC級パロディムービーみたいな邦題はなんとかならなかったんだろうか(笑)
スター・ウォーズの「ATTACK OF THE CLONES」が「クローンの攻撃」と訳された時ゃ
SW信者の私でも開いた口が塞がらなかったものだけど、
今回のダサさは映像とのギャップもあいまってあれ以来のショックかもしれません。

しかし、最近はクローバーフィールドやT4、果ては第9地区にいたるまで
ドキュメンタリー風のタッチで撮影されたジャンル映画が多いですね。
カメラの手ぶれを積極的に使い色調を抑え、光源数を減らした乾いた肌ざわりが渋いです。

こういった克明な戦闘映像は、プライベートライアンの撮影監督ヤヌス・カミンスキーが考案し
ブラックホークダウンあたりで頂点に達したようですが、ハリウッドでもだんだん慣れてきたのか
ジャンル映画で使われるまでに降りてきたのが嬉しいです。
911やイラク戦争以後にアメリカ人のリアリティが変質したからというのも
関係してそう。
最近の映像を知ってると、90年代後期のCGを売りにしたジャンル映画はかなりチャチな
ままごと感があって、あの頃は過渡期だったんだなぁ・・・と思い知らされる今日このごろです。
まああれはあれで試行錯誤感が伝わって好きなんですけども。

そんなご時世の中では、「アバター」での間接照明やフィルターを多用した人工的な色彩は
むしろ90年代風で懐かしく、古強者的な映画だったのかもしれません。

雑記 | 2010/11/16(火) 23:54 | コメント(0) | トラックバック(0)
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