《森 光年》
去る11月23日の祝日、ランバンとH&Mのコラボレーション商品がついに発売されましたね。 ここ最近、テレビでもしきりにCMが流れていて(ランバンのデザイナー、アルベール・エルバス氏の姿をまさかテレビで連日みるとは想像だにしませんでした。すごい時代です)、世界的ビッグネームとのコラボに対するH&Mの力の入れようが伝わってまいりました。 当日は、どうしてもはせ参じねばならぬ嬉しい所用のため朝から自転車で梅田まで飛ばしていたんですが(何の用事だったかは後日のブログに書きたいと思います)、うっかり大阪難波は戎橋のH&Mにどれくらい行列ができているか見に行くのを忘れてしまいまして。 なんでも、開店前に300人以上は並んでいたようですね。多いといえば多いのですが、戎橋のH&Mのオープニン当日のすさまじいばかりの行列を目の当たりにしているので、なんだそんなものかという気がします。 それにしても行列して手に入れた人たち、あのタキシードやら赤や青のカラフルなドレスシューズやらをどこに着ていくのか…… というわけで森光年なんですが、ぎゃー、なんということでしょう! ユニクロとデザイナー森下公則のコラボレーション企画、ユニクロKMが今年も展開されていたなんて! 昨年もこれぐらいの時期に何の前触れもなく店頭に並んで私をあっといわせたこのコラボラインですが、今年にいたっては事前のアナウンスがないどころかユニクロの公式サイトに特集ページすらありません。通販のページに、他のユニクロ商品に埋没するようにして森下公則がデザインした服が普通に並んでいるという異常事態。 これは、苦節十数年ようやく独立して自身のブランド『08sircus (08サーカス)』をたちあげたにもかかわらずいまいち鳴かず飛ばずな感じの森下公則に対するユニクロからの挑戦なのでしょうか? というかむしろ、いやがらせでしょうか? いや、いい服作ってるんですよキミノリは! ただ、今の時代の気分などおかまいなしに自身のロマンチシズムを追及しすぎてしまう姿勢と、あとは国産モードブランドとしては最高クラスに属する価格設定に多少の問題が…… ちなみに、その森下公則のブランド『08sircus』ですが、2011年の春夏シーズンからはセカンドラインである『08sircus BOOK』を立ちあげるようで、今後に期待したいところです。 デザイナー森下公則が記録する本物「08sircus BOOK」デビュー(Fashion News) しかし、あいかわらずロマンチシズム(とフェチシズム)の追求っぷりがすさまじいですね。素材への異常な執着とか、クールベの自画像みたいなモデルさんのポーズとか。 しかしこの服、おしゃれキッズたちは欲しがるんでしょうか? 私は欲しいですが。せめてセカンドラインということで少しでも価格を抑え目にしてくれれば…… それにしても今回のユニクロKM、商品はブルゾンや森下公則お得意のカーゴパンツなど数点しかないようですが、どれもなかなかかっこよく(かつフェチっぽく)て、ミリタリーパーカー(→参照)などかなり購買意欲をそそられるんですが、取り扱い店舗が極めて少なくて手も足も出ません。 大阪ではなんと、大日と樟葉の2店舗のみ! どちらも大阪府の北方地域に位置しており、大阪市南部の人間にとっては遠方すぎてユニクロのためだけに出かけるのはそうとうな荒行と言わざるをえません。 なぜこんなマニアックな(地元の人、すみません)2店舗が取扱店に選ばれたのか、ユニクロの正気を疑わずにはいられない! 試着できない服は買わない、を信条とする私ですので通販という手段をとることもかなわず、このまま実物を見ることすらできないのかと思うと悔しすぎます。 ともかく、お近くにユニクロKMの取り扱い店舗(→一覧)のある幸運な男性の皆さま、どうか私のかわりに実物を見て、そして試着してお気に召したならば購入を検討してやってくださいませ。かわいそうなキミノリのためにも…… |
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