《風見鳥 渡》
機械関連が好きで、気が付けばそれ関係の仕事についていた
風見鳥です。
機械関連が好きとは言っても、自動車とか、特定のジャンル
に深い知識があるわけではないのですが、興味を引かれるの
です。軍事関係もその一つ。
とまぁ強引な前フリですが、今週新しい、現存する日本の護
衛艦の中でも最大級の船が進水しましたので、その話題を。
その艦艇の名は「ひゅうが」。旧日本海軍に所属していた戦
艦「日向」の名前を与えられました。
護衛艦「ひゅうが」の艦影。

艦種は、ヘリコプター搭載護衛艦。事実上、自衛隊発足以来
初となる航空母艦です。運用される航空機はヘリコプターで、
最大11機搭載可能。主に対潜ヘリを運用し、対潜ヘリ空母
として活躍します。
今までの護衛艦では不可能だった本格的なヘリの整備や、四
機のヘリを同時に発着させられる能力を持ち、長期作戦や対
潜作戦の効率化が図られました。
日本の生命線は海にあり、第二次大戦時にはアメリカの潜水
艦による海上封鎖によって干上がってしまった経験から、自
衛隊は、対潜能力を充実させてきました。昨今、潜水艦の重
要性が高まる中、絶妙なタイミングでの進水となりました(潜
水艦はステルス機と同じようにレーダーで捉えられず、見つ
かりにくい。潜水艦の脅威を排除しないかぎり、攻撃の要で
ある空母はその海域に近づけなかったりする)。
もうすぐ、国産の次期固定翼哨戒機も完成しますし、日本の
海はまだまだ安泰のようです。