《森 光年》
大阪の電気街・日本橋の大通りを歩行者天国にして行われる年に一度の大イベント『日本橋ストリートフェスティバル』が、今年は大震災のため中止と決定されたそうで。 ほんとうに残念でなりません。 たくさんの犠牲者が出ていること、被災地のみなさんが今も苦しんでいることを思うと祭りどころでは…という気持ちは痛いほどわかります。私もおなじ心情です。 ですが、すでに各所で指摘されていることですが、行き過ぎた自粛ムードは人々の心を暗くし、消費の萎縮と経済の停滞をまねきます。 それは結局、長い目で見れば被災地の復興のさまたげにしかなりません。 こんなときに、ではなく、こんなときだからこそ関西に暮らすわれわれはストリートフェスタを開催すべきだったのではないでしょうか。 被災地で苦しむ方々のために何ができるのかを考え、行動することは尊いことです。が、それが本当に被災者のためになるのか、ほんとうに彼らが望むことなのかを考えてみる冷静さもまた大切だと思います。 そんなわけで森光年なんですが、先週末、行きつけの古着屋さんでは売り上げの一部を被災地への義援金にあてる旨の張り紙を出していました。 近所にある行きつけのパン屋さんは『応援パン』と名づけたパンを急遽店頭に並べていました。その収益は全額被災地に寄付されるそうです。 いつもちょっとひねった創作系のパンばかりならべている店主のお兄さんが作った『応援パン』は、普段の作風からすればびっくりするほど素直なミルクパンで、とてもやさしい味がしました。 老舗ラグジュアリーブランドのCOACH(コーチ)が4億円の寄付を決めたほか、多くのファッションブランドが援助を表明しています。 レディー・ガガは募金をつのるためのリストバンドを販売し、2日間で2000万円ほどの寄付を集めてくれたとか。 ここはひとつ、感謝の意を込めてTVCMでおなじみの最新曲のPVを(もちろん、彼女がYouTubeのオフィシャルページで公開しているものを)貼らせていただきます。 ダークでエロティックでフェティッシュで、だけどポジティブな明るさがあって、こんな時期には少し不謹慎なPVかもしれませんが、だからこそ、あえて。 Lady Gaga - Born This Way
あいかわらず切れのあるダンスを披露しているガガさまでありますが、しかし痩せましたなあ。ちゃんとご飯食べてるんでしょうか。
マドンナへの強いリスペクトを感じさせる良い曲ですね。名曲『ヴォーグ』を思わせるラップも入ってますが、本家のマドンナより上手いです。 ドクロのような顔のガガさまと男性が踊るシーンがありますが、この男性はネット上でゾンビ・ボーイと呼ばれている有名人で、なんとこの顔はメイクではなくタトゥなんですねえ。 ガガさまのスタイリストをつとめる二コラ・フォルミケッティという人がいるんですが、その二コラさんが2011年の秋冬よりディレクターに就任したブランドのショーでこのゾンビ・ボーイをモデルとして起用していたのが印象的でした。 そういえば二コラさんはユニクロの広告のスタイリングを担当していたりもするんですが、そのユニクロの柳井会長が10億円の寄付を(会社からの4億円とはべつに、私財から!)行うということで話題になっていましたね。 これからの復興支援の道のりは茫洋として果てしないものになるでしょうが、われわれは手に手をとってそれを乗り越えていけるものと信じています。 |
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