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大阪・玉造のカフェ、ケーキ店、パン屋さん
《森 光年》
奇縁により二回コミケでお隣になったサークル『プロジェクトかぐや』さんのサイトがリニューアルされました。
ながらく仮サイトの状態だったので、この日を心待ちにしておりました。御製作中のビジュアルノベル『かぐやインパクト』の情報も見られます。サンプルボイスも聴けます。すごくうらやましいです、ボイス。
『プロジェクトかぐや』のどらっくまんさんは以前、プリントアウトした『かぐやインパクトの』の完成稿の写真をブログにアップしておられましたが、その分厚さは鈍器さながら。
あの分量のシナリオに今、スクリプトをつけたり声を入れたりしておられるのかと思うと作業の膨大さにめまいすら覚えますが、どうぞご無理をなさらぬよう完成目指してご奮闘ください。かげながら応援しております。


そんなわけで森光年なんですが、日本橋ストリートフェスタが中止になった先の連休の最終日、ぽっかりと予定があいてしまったのでせっかくだからと妥協倶楽部メンバーで連れ立って行ってまいりました大阪・玉造(たまつくり)界隈。

ときおりお邪魔している堀江のカフェ『Weg』の店主さんが修行したというウィーン菓子とコーヒーの美味しいお店が玉造の場所も場所、キリスト教の大聖堂とミッション系のお嬢様学院の間という漫画みたいな立地にたたずんでいるらしい、という噂は前から聞き知っておりました。
が、なにしろ玉造といえば大阪城のすぐ南。大阪市の中心部とはいえ繁華街から大きく外れた未知のエリアで(学校が多そう、というイメージがあった程度)なかなか足を踏み入れる機会がありませんでした。

行ってみて驚いたのですが玉造という街、おそろしく閑静でハイソなエリアでした。
JR玉造駅の構内からしてすでにブティックが軒を連ね、ごく普通の住宅街(しかし歩道の道幅が広い! 歩道というより公園といっていいレベル)のようなところにバラクータのブルゾンやトラディショナル・ウェザーウェアのコートなど、本来ならおしゃれ街のちょっとした店でないとあつかわないような商品(だってどちらも英王室御用達ですよ!)を置いてある店舗があたりまえのように!
大阪屈指のおしゃれ街・堀江に店を構える超人気洋菓子店の支店も、町のケーキ屋さんのような顔をして普通にたたずんでおりました。こんなところに住んだら毎日がパラダイスです(家賃的には毎月がインフェルノでしょうけれど……)。

余談ではありますが、道端に赤ん坊がよだれ拭きにでも使っていたであろうタオルケットが落ちているような光景はどこでもよく見かけるものですが、玉造に落ちていたそれはヴィヴィアン・ウエストウッドのタオルケットでした。作り話のようですが、ほんとうです。

大聖堂も女学院も巨大で静謐で重厚で、周辺を散策していると北摂か神戸あたりにいるような錯覚をおぼえ、大阪のようなごちゃついた街でも、行くところに行けばこういう地域があるんだなぁと終始圧倒されっぱなしでした。
で、そんな玉造でカフェやらケーキ屋やらパン屋やら、いろいろと行ってきたので以下、箇条書きで紹介させていただきます。
 
ヴィーナーローゼ
こちらがお目当ての、ウィーン菓子とコーヒーの美味しいお店。噂にたがわぬ名店でした。
ウィーン菓子の代名詞であるザッハトルテやアップルシュトゥルーデルが常設メニューにあるのが嬉しい。
落ち着いた調度の店内には周辺の町なみにふさわしいゆったりとした時間が流れ、カウンター席では背すじのまっすぐに伸びた高雅な雰囲気の黒衣のマダムが一心不乱に楽譜に何ごとかびっしり書き込んでいたりするという、じつに浮き世ばなれした空間でした。
お弟子さんがやっておられる堀江のカフェ『Weg』と店内の雰囲気もメニュー構成も似通っていますが、コーヒーもザッハトルテも『Weg』よりもどっしりと濃厚、骨太な印象。堀江と玉造という町の個性そのものを反映しているようで面白かったです。


ブロードハースト
こちらも大聖堂と女学院の間にたたずむ、大阪では有名な洋菓子店です。こんな名店がすぐ目の前にあるなんて、めぐまれすぎです。めぐまれし子らの学園です。
イギリス人のパティシエ、ジョン・ブロードハーストさんがやっておられるこのお店。店内にならぶケーキや焼き菓子は子供のころお母さんが作ってくれた伝統菓子をイメージしているといいながらも非常に個性的で前衛的。
パンクロックの象徴的アイコンである的のマークをあしらった真っ青なマカロンがあったり、ケーキの名前がオアシスやニルヴァーナだったり、ジギーという名前のケーキにはボウイさま演じる火星から来たロックスター、ジギー・スターダストの顔にペイントされていたのとおなじオレンジ色の稲妻が突き刺さっていたりと、ロックネタ満載でじつにイギリス人らしいユーモアを感じさせます。
私がいただいたのはストロベリーのムースのケーキで、その名も『ロクサーヌ』。スティングがかつて結成していたロックバンド、ポリスのヒット曲が元ネタですね(しかし、ロクサーヌといわれるとどうしても『特攻の拓』に出てきた『麓沙亜鵺(ロクサーヌ)』という名前の暴走族を思い出してしまいます)。

The Police - Roxanne

元ネタが娼婦を題材にした曲であるためか、白いムースの表面には赤いパウダーで描かれた鮮やかなキスマーク。これがまた、じつによくできたデフォルメ抜きの生々しいほどリアルなキスマークで、セクシーすぎて食べるとき目のやり場に困るほどでした。そんなセンスも英国風です。
肝心の味のほうはといいますと、上部のムースはこってりと濃厚で、下部に薄く敷かれた生地はいかにもイギリス菓子らしい野暮ったく粉っぽい食感。と書くとあんまり美味しくなさそうですが、トータルでは不思議に美味しく感じるのはシェフのセンスでしょうか。
外見やネーミングの奇抜さもあいまって、とても心躍る楽しいお菓子でした。


ブランジェリー・グゥ
こちらのパン屋さんは玉造から心斎橋まで長堀通り沿いにてくてく歩いているときに偶然発見。
大阪のパン好きのあいだでは今話題のお店で、雑誌でもよく紹介されているのですがこの場所にあることは失念していたので嬉しい誤算でした。
元トラック野郎でけっこう荒くれていたというご主人が魔女の宅急便をみて号泣、キキが下宿していたパン屋さんのようなあったかい店を作りたい、と思って始められたお店だそうで、そのエピソードを聞いて以来、ぜひ行きたいと思っていました。
車の往来ははげしいが人通りは少ない大きな道沿いという立地にもかかわらず店内は人でごった返し、職人さんたちがひっきりなしに厨房から焼きたてのパンを運んでくるという活気あふれるお店。
素材へのこだわりを感じさせるパンはしかし人を圧倒するようなところがなく、どこまでもやさしいお味でした。
今回はクロワッサンとオリーブ&チーズパンを購入しましたが、ラズベリーがたっぷり載ったデニッシュ等々、とても美味しそうなパンが豊富にあったので是非また再訪したいです。


どれもハイソな町にぴったりの素晴らしいお店ばかりでした。
大阪の外からお越しの方には非常に行きづらい立地ではありますが、興味をそそられましたらぜひ訪問してみてください。
 

雑記 | 2011/03/26(土) 20:54 | コメント(4) | トラックバック(0)
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コメント
ご無沙汰しています。
遅くなりましたが、通販開始おめでとうございます。

HPの紹介ありがとうございます。
やっとそれなりの形にできてほっとしています。
(これからが本番ですが^^;)

みなさまの記事、いつも楽しませていただいてます。
(ひさしぶりにレディオヘッド聞きたくなったり・・・)
ではまた。
【2011/04/04 23:20】
| URL | コーモ #-[ 編集] |
こちらこそご無沙汰しております。おかげさまで無事、委託販売を開始できました。
サイトオープンおめでとうございます。素敵なイラストとデザインに加え、サンプルボイスまであって羨ましいことこのうえない。

レディオヘッドはときどき聴くと良いですよね。ひたすらメロウでダウナーだったあの90年代という時代を思い出してしんみりします。
毎度とりとめのない記事ばかりのブログで恐縮ですが、よければこれからもお付き合いください。

『かぐやインパクト』の製作もますます大変かと思いますが、やり遂げられるようお祈りしております。で、その次はぜひ一緒になにか作りましょう!
【2011/04/05 23:45】
| URL | 森光年 #9wbkgK9.[ 編集] |
(間があいてしまいましたm(__)m)
ありがとうございます。
ぜひやりたいですね!
その節はよろしくです。
【2011/04/14 05:43】
| URL | コーモ #-[ 編集] |
お返事いただき恐縮です。
すげえ萌えるもの作りたいですね。
楽しみです。
【2011/04/15 23:48】
| URL | 森光年 #9wbkgK9.[ 編集] |
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