《森 光年》
べつに自粛というわけでもなんでもなく、今年もまた例年どおりエイプリルフールのことをすっかり忘れて4月1日を迎えてしまいました。っていうか、一日すぎてしまいました。申し訳ない。 それと、一つ前の記事で大浜が『日常』に関して無責任なことを書いてしまい申し訳ない。以前にも書きましたが、あらゐけいいちの『日常』は女子高生の日常を描く萌え漫画などではまったくなく、ハードコアなシュールギャグ漫画です。 どうも間違った認識が広まっているようですが、今日から(関西地方では明後日から)始まるアニメで誤解が解けることを願います。 そんなわけで森光年なんですが、今回はとりとめもなくよもやま話を書き綴っていきたいと思います。 昨夏、大阪は湊町リバープレイス(なんばハッチ) のウッドデッキで開催された『大阪古着祭』の第二回目が来週、4月10日の日曜日に行われるそうです。 第一回目は大阪の名だたる古着屋が出店し、かんかん照りの酷暑にもかかわらず大勢の人でにぎわったものですが、今回は出店数が倍増。さらに楽しいイベントになりそうです。 コンバースやプーマのスニーカーやなんか比較的状態のいいのが1000円ぐらいで買えたりするので、お近くにお立ち寄りの際は是非。 会場からは堀江やアメリカ村などの繁華なエリアも目と鼻の先です。 先日、漫画界の巨星・諸星大二郎先生の漫画を未読だというけしからん男に先生の代表作『妖怪ハンター』シリーズについて熱く語ったりしたんですが、その数日後、心斎橋のアメリカ村三角公園で稗田礼二郎(『妖怪ハンター』シリーズの主人公)そっくりの人を見かけてしまいました! みえすいた作り話を……と思われるのも無理からぬことですが、本当にいたんですよ! あの独特の髪型(黒髪の長髪、べったりした真ん中わけ)に黒スーツの痩せ型長身の男性が! しかも、さらにその数日後、今年の1月に創刊されたばかりの『月刊コミック@バンチ』で妖怪ハンターをほかの漫画家さんが描いた『妖怪HUNTER~闇の客人~』(そう、あの「鬼踊リヲシテ送リ出ス」名エピソードのリメイクです!)が連載されていることを本屋で見て知るというおまけつき。 あのジュリー似の稗田先生がすっかり現代ナイズされて、さらさらヘアーの線の細いメガネ美青年にモディファイされてましたよ! しかし、リメイクを手がけた井上淳哉という漫画家さん、元ケイブの社員で『怒首領蜂』のデザイナーをはじめサウンドディレクターや声優までやってた人なんですね……多芸多才にも程がある。 世界的デザイナーのトム・フォード(『007 慰めの報酬』でボンドのスーツをデザインした人)が監督した映画『シングルマン』で主演のコリン・ファースがかけていたメガネが今、トム・フォードのブランドから発売されて大人気なんだそうです(→こういう感じの)。 公開時にはあまり話題にならなかった作品だと思うんですが……やはり『英国王のスピーチ』でコリン・ファースがアカデミー賞を取ってにわかに注目されたせいでしょうか。 『英国王のスピーチ』の監督は『シングルマン』を観てコリン・ファースに主演を依頼した、なんて話も聞きますが、そんな隠れた名優にいち早く目をとめたトム・フォードはさすがの一言。 製作中だというトムの次回作は、これでさらに注目されることになるでしょうね。『シングルマン』のように日本での公開は一ヶ月足らずで打ち切り、などという憂き目をみないことを切に願います。 『英国王のスピーチ』でコリン・ファースに興味がわいた皆さん、『シングルマン』の彼もとても素敵ですので同性愛に抵抗や偏見のない方は是非ご覧ください。 とはいっても、ソフト化は先月されたとはいえレンタル店に置かれるかどうかは微妙かもしれませんねぇ…… |
|
|
| 最初のページ |
|