《森 光年》
委託開始から二ヶ月も経ってなんですが(ひとえに当方が素材の用意でもたついたせいです。すみません)、とらのあなさんが『墜落天使』の特集ページを設けてくださいました! 驚いたことに、サンプル画像の中にこちらが用意したのとは違うのが二枚混じっているんですが、どうやらとらのあなの担当者の方が自らスクリーンショットを撮ってくださったようで。 しかも、序盤ではなく胡桃シナリオの中盤〰終盤あたりのシーンですね、これ。ありがたいことに担当者の方、『墜落天使』をちゃんとプレイしてくださってるんですね……お忙しいでしょうに、かたじけない。 それにしても、スクリーンショットの場面のセレクトが渋すぎますね。新太郎が胡桃にマニアックな性癖を暴かれ、からかわれるシーンとは…… もう一枚にしづかを持ってくるあたりも、担当者の方の趣味が垣間見えるような気がします。 あと、お知らせ記事でも書きましたが、『墜落天使』のリョーコのブロック崩し(脱衣ですので当然ちょっとエロいです)を公開中です。よろしくお願いします。 そんなわけで森光年なんですが、前回の記事の続きです。 GW只中の5月4日、JR大阪駅と直結する形で新規オープンした百貨店『JR大阪三越伊勢丹』。 そこに大阪府下で屈指の(というよりナンバー1の)パティスリーとして名をとどろかせる『ケ・モンテベロ』が5月10日までの催事で来ている! という情報をキャッチしまして、三越伊勢丹にはGWがあけて混雑が落ち着いてから行けばいいかと思っていた私ではありましたが、予定を変更して出かけてまいりました。 しかも、結論から言うと初めて味わう『ケ・モンテベロ』のケーキのあまりの美味しさに感動し、GW中にもう一度出かけてしまいました! 私の顔を覚えていた売り場のお姉さんにクスクス笑われながら! (でも、売り場の人たちの対応はすばらしかったです。にこやかに話しかけてくださって) 以前に阪急百貨店の催事に『ケ・モンテベロ』が出店したときには大行列ができたそうですが、今回は宣伝が足りなかったのかまったくそのようなことはなく、ゆっくり選んでスムーズに購入できました。 一度目に購入したのは蒸留酒を使ったクラシカルなチョコレートのケーキ、マールショコラ。これには打ちのめされました。 たっぷりとお酒の効いた濃厚なチョコレートクリームの層に、チョコの染み込んだ重いスポンジ。フランス菓子が近代化し洗練の度を重ねて軽やかに進化していくなか、それに逆行するかのような古典回帰。しかし、それがここまで揺るぎなく一部の隙もない作品へと昇華しようとは。 完璧な味覚の構築力がなければできない芸当でしょう。古典というより、むしろオーセンティック(正統的)。賞賛するほかありません。 二度目の来訪時に購入したのはオレンジのソースをかけたチーズのムースのなかに苺のコンフィチュール(ようするにジャムです)が入ったフロマージュクリュ。 こちらも絶妙のバランス。華やかな甘さと清々しいフルーツの風味がたまりせん。ふわっとした口溶けとは無縁のムースの重厚さも古典へのリスペクトを感じさせます。これぞ正統的。 ちなみにキモーヴ(ようするにマシュマロです)とフランボワーズのマカロンも購入しましたが、こちらも古典を墨守している感じで。フランスの伝統的な庶民のおやつをイメージしているのでしょうか、美味しくはありましたが素朴な味わいでした。 三越伊勢丹の催事が終わってしまった今となっては、こうして書き連ねるのもあとの祭りの感はぬぐえませんが、とにかく強烈な味覚体験でした。 みなさまもぜひ一度、というか私自身がぜひもう一度味わいたいのですが、いかんせん『ケ・モンテベロ』は大阪市内在住者でも出かけるのを躊躇するくらい辺鄙なうえにアクセスの悪い立地なんですよね…… ともかく、これから『JR大阪三越伊勢丹』へ出かけてみようという方のために混雑状況等についても述べておきたいと思います。
私が出かけたのは両方ともGW只中の昼過ぎぐらいで、たしかに人は多かったですが行列に並んだりするようなことは一切ありませんでしたね。同日にオープンした商業施設ルクアのほうは知りませんが、三越伊勢丹は入場制限もかかっておらず、スムーズに入店できました。
しかし、さすがにフランスの名ショコラティエ『ジャン=ポール・エヴァン』の店舗には行列ができてましたね。しかもテイクアウトとイートインで二列も! 大阪初出店ということでそれもやむなしでしょうか。なんでもテイクアウトのほうは一度に3組までという入場制限をかけているようで、エヴァンのケーキも味わってみたかったのですが、あの様子ではしばらくおあずけになりそうです。 とはいえ、そのとなりに出店している(こちらも大阪初!)『ピエール・エルメ』のほうはそれなりに混雑していたとはいえスムーズに商品を購入できる状態でした。 マカロンとショコラ、あとは焼き菓子しかなかったのは残念ですが、とりあえず絶品と噂のマカロンに初挑戦すべくイスパハン(フランボワーズとライチ、ローズの風味)とアンフィニマン・ヴァニーユ(産地の異なる三種のバニラ)、それとオリーブオイルを使っているという新作のショコラ、コルソを購入。 価格はどれも300円程度しましたが、本当に美味しかったです。色彩ゆたかな風味が舌の上で渦を巻き、味わえど尽きぬ美味の嵐。 エルメのマカロンを食べた芸人さんが「正直、初めてマカロン食べて美味いと思いました」と素の驚きの表情で述べているのをテレビで見たことがありますが、さもありなん。 私が始めて美味しいと思ったマカロンは『ラデュレ』(三越伊勢丹2階にも出店しています)のものでしたが、エルメのはそれを遥かに上まわっています。 私が今まで最高に美味しいと思っていた『ラヴィ・ルリエ』のマカロンと互角か、あるいは(ラヴィ・ルリエのファンとしては認めたくないことですが)それ以上かもしれません。 とはいえまあ、ラデュレのマカロンのほうがエルメより上と評する人もいますから、あくまでわたし個人の意見として参考までに。 ショコラのほうもチョコとオリーブオイルという異素材の組み合わせがここまでマッチするとは! と衝撃を受けました。 ピエール・エルメがフランスではパティスリー界のピカソと異名をとっている理由がわかる気がします。 あと、小額の買い物でもにこやかに対応してくれるエルメの売り場の人たちは素晴らしいです。 地下二階のグルメフロアだけでなく、メンズファッションのフロアも見てきたんですが(こちらも人が多いとはいえスムーズに見てまわれました)、すさまじい充実ぶりでしたね。 ナイジェルケーボンが全ライン揃うらしい等の前情報から期待はしていたんですが、それ以上でした。 そのへんについてはまた後日、別の記事で書くかもしれません。 |
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