FC2ブログ

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
《大浜サキ》
今さらながら見てきました、新劇場版。
まだ興奮が冷めやらないままです。

いや~随分と変わっていた!
リバイバルとかリメイクとかって言われてましたが、
これはやっぱり新作ですね。
前半は総集編的と聞いてたんですが・・・。
一見同じように見えるシーンも少しずつニュアンスが変わってたり、
新しい伏線になっていたりと、間違い探しのようだった。(笑)

(※以下ネタバレを含みます)

それにしても驚いたのは、物語が再構成されていたことです。
TVシリーズでは、すねて逃げたりやむなく戻ったりで、なんとなく
浮き沈みを繰り返していたシンジ。

しかし今回の映画では、シンジの追い詰められ度が違います。
触手型使徒との対決後の投げやりな態度や、
ミサトの家を逃げ出してからの孤独な放浪、
無理やり引き戻され、新たな使徒のレーザー攻撃を受けて
響き渡る絶叫・・・。
「もう嫌だ! こっから出して! 出してよォーーッッ!!」
・・・可哀そうで涙が出てきます。
美麗で大迫力な作画もあいまって、どれも切迫感がUPしすぎ。

あげくの果てには、日本中の大電力が集中し、作戦のボルテージが
最高潮になっていくその瞬間になってもなお、
「どうしてこんなとこに居るんだ・・・・・・?」と
シンジは呆然としています。
見ているこっちとしては、理不尽な状況に追い込まれたシンジに
共感しつつも、絶対に失敗を許されない作戦のトリガーが刻一刻と
迫りつつあるわけで、その乖離っぷりに
「どーすんの、これ!?」とハラハラしっぱなしでした。

でも、そこで出てきたミサト。
そんなシンジを最後まで見守り、シンジを見捨てようとした指令に、敢然と
「私は、初号機パイロットを信じます!」と言い放った姿は素敵でした。
そのシーンに至るまでにも、
強権的に命令を出し続けるしかない自分の立場と葛藤したり、
無気力なシンジに自分たち大人の覚悟をなんとか伝えようとしたりと、
TV版より一回り成長したようで頼もしかった。

しかし庵野監督って、
相変わらずエグいところはエグく、孤独感に溢れる展開は容赦ないです。
演出がマイルドになっていても、根本的な魅力は変わっていない所に
エヴァへの愛を感じました。
あ、でもその一方で、作戦の成り行きを見上げる多数のネルフ職員たちや、
固唾を飲んで見守る国民達のシーンが入ってたり、
また、トウジとケンスケの応援メッセージがシンジに直接届いたりと、
より大局的な視点からの演出になっているのが印象的でした。

・・・そんな訳で、ただでさえ熱かった対ラミエル戦(ヤシマ作戦)が、
「男の戦い」のような展開と融合したおかげで、単なるゲーム的戦闘を
越えた、非常にドラマチックで、クライマックスにふさわしい盛り上がりと
感動を与えてくれました。
ヱヴァはシリーズものですが、1本の「映画」を見たという満足感があって、
とても面白かった。
いえ、無茶苦茶面白かったです。

見終わった後の印象は、「これはやっぱ麻薬だ・・・」というものでした。

実は私は、これでエヴァを卒業しようと思っていたのです。
フツーに面白くなったエヴァを見て、「ああ、庵野監督も大人になったのね・・・」と
しみじみしながら暖かい目線で見守る予定だったのです。

ところが実際は、映画の内容に振り回されっぱなし、泣かされっぱなし。
全身に鳥肌が走るのは言うに及ばず、
もう首はガチガチ、浮きそうになる歯をぐっと噛み締めつつ、
目はかっと見開いたまま座席にしがみついていた98分でした。

甘かった。

これではっきりと思い知らされたのは、この十年間のあいだ、
私は(あるいは、私の中のシンジ君は)、
何ひとつ成長していなかった、ということでした・・・。

こうなったら、最後まで付いていくしかないですね。もう。
一年くらい後に公開されるであろう、「破」。
今から楽しみにしています。


(エヴァ信者につき、乱文失礼しました。)

雑記 | 2007/09/22(土) 00:00 | コメント(0) | トラックバック(0)
<< 不覚にもエヴァ話に終始してしまった雑記      セレーネ >>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://dakyouclub.blog89.fc2.com/tb.php/59-deb64ca9
| 最初のページ |