《大浜サキ》
エントリ名は、「日本沈没(1974)」の田所博士の台詞から。 SF御三家の一人でもある小松左京氏が亡くなったそうで、ショックです。 日本SFはあまりかじったことのない私でも、慣れ親しんだ作家のひとりでした。 それにしても最近、日本SFの全盛を支え、ジャンルを大きく広げた時代の 作家の訃報が相次ぎますね・・・ 氏は当時日本でのSFの社会性を確立しただけでなく、「日本沈没」をはじめとして SF邦画のスケールも塗り替えた作家でした。 「復活の日」、「さよならジュピター」、「首都消失」などなど、映像も含めて どれも思い出深いです。 「さよならジュピター」は・・・まあ、今見ると話のネタにはなるかと。 これらの映画の中では、角川や深作欣二と組んだ「復活の日」が特に好きです。 SF邦画の意識を拡張すると共に、東宝特撮にまだ繊細な表現力のある時代の映画でした。 国境や人種を超えて展開されるストーリーやキャスト、ロケなどは、 今の時代から見ても間違いなく超大作と呼べるものだったと思います。 というか、今の日本には作り出せないスケールでした。 故人のご冥福をお祈り致します。 |
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