《風見鳥 渡》
今朝の大阪はだいぶ涼しくなりました、どうも風見鳥です。この時期は雨が降るたびに気温が下がっていくと言われますが、度重なる台風の影響か一気に温度が下がった感じです。気がつけばもうすぐ今月も終わり。ああ、もうすぐ苦手な冬がやってくるなぁ、とほほ。 さておき、前から言っていた工作機械の新しいNC旋盤が勤め先の工場に入ってきました。 メーカーは『滝澤鉄工所』。世界シェアNO.1のヤマザキマザックやオークマなどと比べてワンランク落ちる機械工機メーカーと聞いています。 というか、どちらかというと手動で動かす汎用旋盤のほうが有名で、コンピューター制御のCNC旋盤が発達して汎用旋盤の製造から手を引く会社が多い中、現在では日本で唯一汎用旋盤を製造している会社だそうです。 そうそう余談ながら現在ではミーリング加工も出来るCNC旋盤(ターニングセンター)が主流になっており、プログラム作成支援ソフトもない旋削加工のみのシンプルなNC旋盤は一部の特殊な用途を除いて作られなくなっているそうで、けっこうレアな存在だとか。時代は進んでいるのですなぁ。 ちなみに、うちの会社がなぜターニングセンターを買わなかったかというと、単純な話、ミーリング加工を行うCNCフライスが沢山あるからです。 なので、無理に旋削とミーリング加工を同時に行う必要がなく、むしろ加工を別々の機械で行ったほうが量産には都合がいいので買う必要がなかったというわけです。 で、その結果、本体価格は500万以下。その昔は7、800万が当たり前の世界でしたからずいぶん安くなりました。 そんなわけで、その新しい機械(ちなみに機種はこれの中のTCN-2000旋削モデル)を操作することになったわけですが、さわってみた感じ、工場にある昔一世を風靡した旧・日立精機製の同等クラスのNC旋盤と引け劣らない感じです。 ただ、シンプルすぎて、芯押し台(ページ中ほど参照)は数値制御ではなく手動で固定。せり出すセンターのストロークも120mmと短く、刃物台の幅が約90mmであることを考えると、刃物の突き出し量は出せて20mmがいいところ。芯押し台を使った加工のときは、基本的に内径加工はあきらめた方がよさそうです。ほかの機種ではそんなことはないのかな? どうなんだろ。 来月にはヤマザキマザック製の旋盤が入ってきます。今の新しい機械でもお腹イッパイなのに、あのめんどくさい2スピンドルを扱えるんだろうか・・・。ぬおぉ胃がいてぇ(泣。 |
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