《風見鳥 渡》
大阪では雨が降り続くいやな天気が続いております、どうも風見鳥です。まあ風や雨がさほどきつくないのが救いでしょうか。 さておき、最近こんなアニメを視聴しております。 『モーレツ宇宙海賊』 http://www.starchild.co.jp/special/mo-retsu/ お嬢様学校に通う、ごく普通の高校生活を営んでいた主人公、加藤茉莉香の元に宇宙海賊船の乗組員二人が訪れ、「死んだようなものだ」と母から聞かされていた父が実は海賊船の船長で最近まで生きていて、そして亡くなったことを知る。 それどころか、母親も元海賊であったことを聞かされ、しかも直系の継嗣が受け継がなければ失効するという国家公認の海賊免許「私掠船(しりゃくせん)免状」を受け継ぎ船長にならないかと乗組員に持ちかけられたのだ。 呆然とする茉莉香だったがひとまず免許の件は保留にしてバイトに、部活にいそしむのだが、そこに怪しい影が舞い込んでくる・・・。 いやー、面白いっす。前にスペースオペラが少なくなった・・・などと言ってましたが、その舌の根が渇かない間に良質のスペオペに出会えるとは思いませんでした。 いやぁ大浜がここのブログで取り上げてくれていなかったら観ていなかったところです。 このアニメのタイトルや原作のライトノベルの題名『ミニスカ宇宙海賊』からして萌え系のガッカリSF(まあそれはそれで嫌いではないですが)を想像していたのですが、いい意味で期待を裏切られました。 それもそのはず、このアニメの原作著者はぼくら世代のオタクであるならば知っている人も多いであろうあの『ARIEL』を書いた笹本祐一氏なのでした。 このことを後で知ってそらもうびっくり、この人まだ現役だったのか! ってなもんです。 そしてこのアニメの作風に納得。ガチのSF世界のなかに普通の感受性を持った女子高生を活躍させるのはこの人の十八番です。 ただライトノベルの黎明期に活躍した人で今時のキャラクターを前面に押し出す作風ではなく、随所にSF設定を盛り込み渋いものになっているので、今のライトノベルに慣れた人には厳しいようです。 アマゾンのレビューを見れば顕著で『ミニスカ宇宙海賊』のタイトルに釣られた人は中身の地味さに戸惑っているようです。 ですが、そこに『機動戦艦ナデシコ』を手がけた佐藤竜雄監督が入ることで程よくマイルドな仕上がりとなり、SFとしては原作者の世代的なものもあって使い古された物(終始ブリッジで話が進むなんてスタートレックか)であるにもかかわらず新鮮な気持ちで視聴できました。 いやぁ、これはもしかして笹本氏にとってこれ以上の人選はないんじゃないだろうかと思う次第です。 そうそう、いまはニコニコ動画で第五話が視聴できます。 物語の節目に当たる話なので盛り上がりますよ。 まだこのアニメを見ていない人はぜひ視聴を。公式HPで各話のあらすじを読んでおくといいかもです。 土曜の23時には配信が最新話に変わるのでご注意です。 いやはや、今期も面白いアニメが多いですねぇ。 |
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