《風見鳥 渡》
どうも風見鳥です。某アニメに嵌ったおかげでこんな小説を購入してしまいました。 『星のダンスを見においで』 はい、モーレツ宇宙海賊の原作者、笹本祐一氏が手がけた宇宙海賊物の小説です。 現在刊行されている原作「ミニスカ宇宙海賊」の雛形と呼べる作品で、モーパイの宇宙海賊が長年の平和で海賊行為が形骸化し、豪華客船のアトラクションとなっているのに対して、こちらは本物の海賊行為を行っているであろう海賊が出てきます。 物語のあらすじはこう(アマゾンからの引用です)↓ 横須賀、どぶ板通りで骨董品店を営むジャックは、実は地球で隠遁生活を送る歴戦の宇宙海賊だった。それを知った店の常連・唯佳は、夏休みの予定を変更し、ジャックとともに宇宙に乗り出す。目指すは銀河の果てにあるという「笑う大海賊の秘宝」―。同じお宝を狙う同業者の面々や連合艦隊を退け、唯佳とジャックは目的地にたどり着けるのか。 『大海賊の秘宝』と聞くとワンピースを思い浮かべますが驚くことなかれ、この小説の初版は1992年。ワンピースの連載開始からさらにさかのぼること五年ほど前でかの漫画よりも古い! とってもワンピっぽいのにw まあどちらもオリジンである『宝島』を元にしているので、似ていて当然といえば当然なのでしょうけれども。 さてはて、明言はされていませんが、世界観はモーパイと共通している部分があるので、もしかしたら物語は繋がっているかもしれません。 共通していると言えば笹本氏の代表作『ARIEL』と同じ名称の施設や企業名がモーパイに登場しているので、それぞれは同一の世界だと考えると楽しいかもしれません。 ちなみにアニメで電子戦を丁寧に描いていましたが、この小説では電子戦はもろん謀略や艦隊とのぶつかり合いを派手に描いていて、モーパイの元になったと実感させられるシーンが登場しています。 なかなかに面白いので、よければ購入してみてくださいな。 |
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