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リル・ウェイン ft. ブルーノ・マーズ 『Mirror』
《森 光年》
このところ音楽に対するアンテナの感度が下がっているのか、新しい曲と出会っていない……ということを前回書いたわけですが、これではいかんと情報を集めてみたところリル・ウェインが新曲を発表したばかりであることを知りました。
これがまた名曲で、すっかり気に入って何度も繰り返し聴いています。


Lil Wayne - Mirror ft. Bruno Mars


近年、ヒップホップとロックを無節操に融合した独特のサウンドを前面に押し出してきた彼ですが、昨年発表された『How To Love』に引き続き、今回もしっとりしたバラード路線なんですね。静かで内省的で、こんなリル・ウェインもまた素敵です。

歌詞の内容も内省的で、壁にかかった鏡を前にしたリルが自分自身に語りかけるというストーリー。いつも強気なやんちゃ坊主のリルが「頂点でもどん底でも、俺だけはおまえのファンだった……」なんて鏡の中の自分に独白しているものだから不覚にも萌えてしまいます。ギャップ萌えです。

とはいえ、PVの最後ではいつもの俺様ぶりを遺憾なく発揮していてニヤリとさせれますね。手のひらから赤いペンキを滴らせ、両手を広げた彼の姿は聖痕から血を流すキリストそのもの。
PVの中で完成されたグラフィティもリルをイエスになぞらえた絵柄ですし、これはかつて「俺は人間じゃねえ!(I am not a human being)」と叫んだ彼のメシア宣言ということでよろしいのでしょうか。


そんなわけで森光年なんですが、大変です皆さん。奇跡です。G・T・Aのパンツをなんと350円で手に入れてしまいました! 以下、ただの自慢話ですので奇特で寛大な方だけお付き合いください。
 
G・T・A(ジー・ティー・アー)はイタリアのパンツ(ファッション界の慣例に倣ってこう表記しますが、下着のほうではなくいわゆるズボンのことです)専門のメーカー。
ファクトリーブランドとして1955年から操業してきた老舗ですが99年、ついに自社ブランドをたちあげました。

ちなみにファクトリーブランドというのは有名ブランドなどから発注されて製品を作るメーカーのことで、たとえばルイ・ヴィトンのビーチサンダルはヘンリー&ヘンリーというファクトリーが作っていたりするんですが、このヘンリー&ヘンリーのビーサンは日本でもそこらのアウトドアショップで1800円ぐらいで買えちゃったりするんですね。
ところが、これがルイ・ヴィトンのビーサンとなると、おなじ工場で作っているのに10倍以上の値段になるという……まことファッション業界とは恐ろしいところでございます。

さておきそんなG・T・Aが一昨年、スリムなカーゴパンツを発売しまして。これがおしゃれに敏感なサラリーマン層を中心にメガヒット。休日のビジネス街近傍では中年にさしかかってむっちりと肉のついた下半身をぴったりしたスリムカーゴに無理やり押し込めた伊達男たちが腰まわりをぷりぷりさせながら徘徊するという異常事態に。
流行りものに関しては比較的批判的なスタンスの男性ファッションうんちく漫画『王様の仕立て屋』にすらG・T・A風のスリムカーゴが登場していたほどですから、そのブームの熱狂ぶりがうかがえます。

とはいえ、各メーカーがこぞってG・T・A風のスリムカーゴを発売するに至って同アイテムは流行の先端から急転落。古着屋にもけっこう出まわるようになって来ました。
とはいえ定価が二~三万円ぐらいなのに対し、中古でも7000円ぐらいとまだけっこう値がついてますね。スリムカーゴ以外ならさらに高いんじゃないでしょうか。

もともとG・T・Aは男性が足を長く優雅に見せるための美脚パンツのブランドとしてINCOTEX、PT01などとともに代表的な存在とされているわけなんですが、ちょっと前にINCOTEXのブームがあったんだけどみんな飽きてきたので関心がG・T・Aに移り、今またG・T・Aが陳腐化してきたのでPT01に移り……というじつにくだらない推移があったわけで。
とどのつまり、スリムカーゴが履いていると恥ずかしいアイテムに成り下がろうがなんだろうが、G・T・Aのパンツそのものはいいものなわけですね。

で、そんなG・T・Aのパンツをなんとレンタル屋のゲオの古着コーナー(大阪日本橋のゲオにはなぜかそういうのがあるんです)で700円で見つけてしまったわけです。しかも半額セール中だったので350円!
シンプルな5ポケットパンツで、色はビタミンカラーっぽい明るいブラウン。ウエストは少しゆるいですが、裾の長さはあつらえたようにぴったり。状態は良好で品質表示タグもちゃんと正規代理店のものが付いています。

まっとうな古着屋でなら数千円で買い取ってくれるこんな代物が、なんでまたゲオの古着コーナーにあったのやら。
ああしたところはえてして古着を一山いくらで買い取るものなので(それでいて良い服を見定める知識は持ち合わせているので、それなりのものにはちゃんとそれなりの値をつけて店頭に並べたりします。そういう意味で、ゲオの値段付け担当者がG・T・Aを見逃したこともまたラッキーでした)、お父さんの大事なG・T・Aが混じっているのに気づかず他の要らない服もろとも売りに出されてしまったのかもしれませんね……
地味な色目のシンプルなパンツなので、奥さんに価値がわかってもらえなかった可能性は十二分にありえます。

もし本当にそんな事情だったら前の持ち主の方に申し訳ないような気もしますが、せっかくなので大切に愛用したいと思います。ありがとう、前の持ち主の人!
 

雑記 | 2012/03/01(木) 21:42 | コメント(0) | トラックバック(0)
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