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その車はくるおしく まるで身をよじるように走るという…悪魔のミゼットーッ!
《森 光年》
政治学者の姜尚中さんがいわずと知れた長寿紀行番組『遠くへ行きたい』に出演して北海道を旅しているのをテレビで見まして。
北海道のハーレー愛好家のチームと出会った姜さん、前々からハーレーに憧れがあったということで、あまり似合っているとはいえない借り物のヘルメット姿でハーレーの後ろに乗せてもらってツーリングを楽しんでいたんですが……いけません姜さん! そのいわゆるニコルソン・ポジションは死亡フラグです!


Jack Nicholson in Easy Rider
ニッ! ニッ! ニッ!


ステッペンウルフの曲とともに主役の二人がハーレーで走っているシーンはまあ誰でも知っている『イージーライダー』ですが、ジャック・ニコルソンが出演していることは映画ファン以外にはあまり知られていないのではないでしょうか。
飲んだくれ弁護士役のニコルソン、主役のヒッピー二人と意気投合してアメフトの黄金のヘルメットでバイクに便乗、キャンプして語り合ったりしてエンジョイするんですが主人公たちを狙った近隣住人によるヒッピー狩りに巻き込まれ撲殺されてしまいます。
「彼らは君たちの自由が怖いのさ」というニコルソンの台詞は印象的でしたね。


そんなわけで森光年なんですが、世間じゃあ範馬親子の戦いに決着がついて『バキ』シリーズが一旦完結するのではということが話題になっていて、ヤフーニュースのトップを飾ったりもしておりましたが、その裏で『湾岸ミッドナイト C1ランナー』が最終回っぽい感じになっておりました。

楠みちはる先生は以前にも、『湾岸』の連載を中断して『東京ブローカー』という漫画を単行本一巻分だけ描いてみたり、はたまた『湾岸ミッドナイト』が完結したと見せかけておいて主役を『東京ブローカー』の登場人物だったノブに挿げ替え、『湾岸ミッドナイト C1ランナー』としてリスタートさせたりと何度か気まぐれを起こしていますので『湾岸』シリーズがこれで本当に幕引きなのかどうかはわかりませんが。

『湾岸』シリーズも連載開始から22年、『グラップラー刃牙』より一年早く始まっているんですよね。90年代から続いてきた両長編漫画がおなじ時期にひとつの節目を迎えるというのも思えば不思議なシンクロニシティです。

ちなみに『バキ』の最強死刑囚編でシンクロニシティを説明するために、それまで結晶化できなかったニトログリセリンがある日、世界中で一斉に結晶化したというエピソードを紹介していましたが(その説明のためだけにバキの学校にニトログリセリンの塊を持参した徳川のじっちゃんがクレイジーすぎました)これは誤訳というか誤解というか、とにかく完全にでたらめです。
ある研究室でニトログリセリンを結晶化する方法が発見されるやいなや、あっというまにそれが広まって世界中の研究室でニトログリセリンの結晶化に成功した、という英文を勘違いして生まれた一種の都市伝説なんですな。完全に余談ですみません。

そういえば余談ついでといってはなんですが、『みなみけ』がまたアニメ化されるそうですね。これでいったい何度目なんでしょうか。
しかも何度アニメ化されてもいまいちメジャーな存在になってないような気がするのがファンとしては悲しいところですね……

雑記 | 2012/07/13(金) 22:58 | コメント(0) | トラックバック(0)
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