《森 光年》
NASAの探査機、キュリオシティが火星の地表に無事着陸成功! しかし、ボウイ様の『Life on Mars?』の動画は先月貼ってしまったばかりという間の悪さ! しかたないので代わりにこれを貼っておきます。 David Bowie- Space Oddity Original Video (1969) エディ・スリマンのディオール・オムを皮切りに、各ファッションブランドがこぞってボウイ様から着想を得た服をリリースしていた時期があったものでした。 が、この『Space Oddity』のPVでボウイ様が着ている『GC(グランドコントロール)』Tシャツを作ってくれるブランドは一つもなく、腹立たしいかぎりでしたね! まったく、底の浅い一過性のブームでボウイ様をかつぎだすなど畏れ多いというものです。そういうのはカート・コバーンあたりでやっておいてほしいものですね。実際、直後にコバーンのブームが来ましたが。 そんなわけで森光年なんですが、ちなみにこの『Space Oddity』が発表されたのはアポロ11号の月面着陸とおなじ1969年。 歌詞の内容は宇宙飛行士のトム少佐が「地球は青い…でも僕はこのブリキ缶の中に座って出来ることは何もない」と絶望して交信を断ち星の海の彼方に消える、というものです。 で、その後のトム少佐がどうなったかというと……
David Bowie - Ashes To Ashes
1980年に発売されたアルバム『スケアリー・モンスターズ』で語られた消息によれば、髪もなければ金もないただの薬物中毒者であるトム少佐は高いところに吊るされて打ちのめされっぱなしなのだそうです。 さすがはイギリスを代表するミュージシャンであるボウイ様、シニカルです。イギリスといえばビートルズでもピストルズでもレディオヘッドでもなくボウイ様! ロンドンでオリンピックが開催されている今、テレビ各局はもっとこぞってボウイ様の曲を番組で使いまくるべきだと思います。 そういえばアポロ11号が月面着陸した当時、イギリスのテレビの特番ではボウイ様の『Space Oddity』がイメージソングのように使われまくったのだとか。 人類初の月面着陸という壮挙に対し、こんな暗い歌詞の曲をBGMにしてしまうイギリス……やっぱりシニカルなお国柄ですね。 |
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