《森 光年》
前回の続きでもう一軒、Googleストリートビューの『Google おみせフォト』機能を利用してご紹介します。 大阪は中央区、北浜と呼ばれる界隈にあるフレンチレストラン『UNIQUE(ユニック)』さん(→ストリートビュー)です。 ご覧のとおり、こじんまりとしてはいますが本格的なレストランの内装。ホテルニューオータニで修行したシェフの腕前も本格的で、真鯛のポアレにオレンジのソースがかかっているような古典的フレンチですが、必要最小限の味付けで素材の風味を活かす調理法にモダンさも感じられます。 ソムリエさんもいて美味しいワインを教えてくれます。パティシエさんがいるのかはどうかわかりませんがデザートも最高。 本格的なレストランであるにもかかわらず、平日のランチは2500円~と超リーズナブル! ……と、喧伝するほどリーズナブルではありませんが、土日祝のランチが3990円~であることを考えると、お得と言えないこともないのではないかと思います(ちなみに一番高いランチのコースは6300円)。 私は昼に二回行っただけですが、むしろお得なのはディナーなのではないかと思いますね。4200円~でフルコースが楽しめるというのはちゃんとしたフレンチのレストランではちょっと考えられないことです(詳しくはお店のサイトをご参照ください)。 参考までに、私がランチに行ったときはグラスワインの赤が1100円でした。セバスチャン・マニアンという若手の生産者のワインで、びっくりするほど華やかで美味。若いソムリエさんはマニアンがいかに素晴らしい生産者であるか、自分が彼にどれほど注目しているかを熱心に語ってくれました。 アクセスですが、大阪市営地下鉄堺筋線の北浜駅なら地上に出て数分、おなじく地下鉄御堂筋線の淀屋橋駅からでも徒歩10分程度というところでしょうか。 キタからもミナミからも至便ですので、観光の際には足を伸ばされてはいかがでしょうか。商都としての大阪のもっとも華やかだった時代のレトロモダンな建築が数多く残るこの界隈、そぞろ歩きも楽しいかと思われます。たこ焼きでもグリコでも通天閣でもない、大阪のちがった側面を垣間見ることができると思います。 前回ご紹介した地下金庫室カフェ『Mole ホソイコーヒー』さんのある芝川ビルもすぐ近くですので、是非。 そんなわけで森光年なんですが、最近テレビでよくCMが流れているデンゼル・ワシントン主演・製作総指揮の映画『デンジャラス・ラン(原題『Safe House』)』の主題歌はジェイZとカニエ・ウエストの『No Church In The Wild』だそうです。 Safe House (2012) Trailer 1分11秒から流れます この映画がアメリカで公開されたのが今年の2月、この曲が収録されているアルバム『Watch the Throne』の発売が去年の八月というタイミングなので、おそらく最初から映画で使用することを前提に作られた曲だったんでしょうね。 そのわりには『No Church In The Wild』のPVが今年の5月にYouTubeで公開されているのが謎ですが。映画とのタイアップを狙うには時期がずれてないでしょうか。
ちなみに『デンジャラス・ラン』の日本版イメージソングを唄うのは矢沢永吉さん。
永ちゃんの曲が流れてるだけで全然ちがう映画に見えるから不思議ですね。泥臭いバディムービーみたい。スリルとサスペンスより人情が売りで、最後にほろっと泣ける感じのやつ。 海外のドラマや映画に勝手にイメージソングをつけてしまうのはもはや日本のお家芸の感がありますが、羽賀研二のネバーエンディングストーリーという悪しき前例から何も学べないというのなら、われわれ人類はあまりに愚かであると言わざるを得ません…… あまりにも長いあいだ羽賀研二の顔を見ていないため、一瞬「あれ? こんな顔だっけ…」と思ってしまいましたが、この金髪の人は本物の主題歌を歌っているLimahlさんであって羽賀研二ではありません。 |
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