《森 光年》
現在、JR大阪三越伊勢丹にてなかなかにすごい催事が開催されております。兵庫・滋賀・大阪の名店によるスイーツの競演、関西パティスリー・ブーランジェリー特集です。 JR大阪三越伊勢丹フードフェスタ 三越伊勢丹の地下2階にて、会期は11月6日(水)~11月12日(火)。つまり、今が開催期間のど真ん中です。もっと早くお知らせすべきでしたが、なにしろ私自身、直前まで存在を知らなかったもので。 曜日代わりでさまざまな店が出店するこのイベント、8日の金曜に出店された神戸・北野のラヴニューのケーキが購入できたのは僥倖でした。 チョコレートの世界大会での優勝経験もあるパティシエが昨年春にオープンし、すぐさま話題になったお店です。 今年のバレンタインに三越の催事で世界大会優勝のチョコレートを食べてあまりのおいしさに仰天したのも記憶に新しいですが、それ以来、食べたい食べたいと思っていたラヴニューのケーキと遂に対面できました。感無量。 さすがにケーキに関しては近年、大阪もラヴィルリエやアシッドラシーヌなど名店が粒ぞろいになってますからそれらの店を上回る衝撃と感動、とはいきませんでしたが十分、いや十二分以上に完成度の高いケーキでした。美味しゅうございました。 チョコレートの美味しさだけに注目すればラヴィルリエ、アシッドラシーヌの大阪ツートップを軽く凌駕していると思います。 ラヴニューの出店は終わってしまいましたが残りの期間も名店が目白押しですので、JR大阪駅周辺に御用の方は三越伊勢丹まで是非是非。 そんなわけで森光年なんですが、前回話題にした靭公園近くのフレンチの新店『アニエルドール』、ランチの予約が取れました!
おなじく靭公園にほど近いイタリアンバールのバリスタさんからは、メディアに紹介される以前からすでに予約困難なお店ですよ、と脅されていたので駄目で元々という気持ちでしたが、まさか一発で取れるとは。幸運に感謝。
滋賀県から進出してきたパティスリー『ドゥブル べ ボレロ』には先日行ってきました。外観も内装も素晴らしく、入念に設計されている印象。 販売スペースとイートインのスペースが綺麗に分かれているのが特徴的でしたね。ケーキ屋さんのイートインスペースはとってつけたようなのが多いんですが、このお店のはくつろげそう。イートインスペース専用の出入り口があるのもいい。 靭公園の美しい木立がちょっと歩くとすぐ目に入るのも素敵です。 フランス菓子とウィーン/ドイツ菓子が混在している商品構成も楽しかったです。マカロンとカヌレとザッハトルテを購入。 ザッハトルテは生クリームありとなしがありましたが、ありのほうを。ただ、ザッハトルテ本体が私には重すぎて生クリームは不要だったかなと後悔しました。 本来、ザッハトルテはチョコで覆われた外見とは裏腹にあっさりした菓子なので生クリームを添えるのが一般的なんですがね。 とはいえ、あんずのジャムがよく効いていてなかなかにおいしいケーキでした。 マカロンはフランボワーズにライチ、ローズの香り、と書けばスイーツ好きにはピンとくるかもしれません。 そう、パティスリー界のピカソと呼ばれる鬼才ピエール・エルメのスペシャリテ、イスパハンと同じ構成です。 鬼才の珠玉の傑作に真っ向勝負とは大胆ですが、複雑な三つの風味をボレロ流に綺麗に落とし込んでいてなかなか美味。 ピエールエルメのイスパハンの豪胆にして繊細な味わいとは別物ですが、いぶし銀の技が光っていました。 やはりラヴィルリエ、アシッドラシーヌの大阪ツートップと比べてしまうと鮮烈な感動には欠けるきらいはありますが、靭公園周辺でケーキをお求めなら候補に入れる価値十二分なお店です。 ライバルは靭公園の強豪『レ・グーテ』、それに本場フランスの味『レ・プティット・パピヨット』あたりでしょうか。 あの界隈もすっかりスイーツ激戦区になってきて、わくわくしますね。 |
|
|
| 最初のページ |
|