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このところローカルなグルメの話題ばかりで恐縮ですが
《森 光年》
まいど直前になってのお知らせですが、大阪キタは扇町の私の愛するパティスリー『ラヴィルリエ』が今週末の土日(11月23日と24日)、4周年記念のイベントを行うそうです。

私は所用で行けそうにないので先週末にお花をもってお祝いに参じましたが、当日限定の商品もあるかと思いますので近隣に御用のある方はぜひ。

とはいえ、ラヴィルリエの周年イベントはお客さんが並びますからねえ。過去には3時間待ちの行列ができたこともありました。
ネットのグルメサイトで食べ歩きブームが過熱していたあのころとは状況が違うので、今年はそこまでの大事にはならないと思いますが、それなりの覚悟はしていった方がいいかも知らません。


そんなわけで森光年なんですが、前回ここに書きましたとおり、大阪市西区の靭公園ちかくの新店フレンチ『アニエルドール』の予約がとれたので、ランチに行ってまいりました。

結論から申し述べますと、このお店は大阪在住のみなさまどなたもぜひ足を運んでいただきたいです。手放しでお勧めできます。
あまり喧伝すると予約がとりにくくなって自分で自分の首を絞めることになるのですが、一方でこの感動を誰かに伝えたくもあるというジレンマ。

先ごろ、全国区の女性向け情報誌『Hanako』が年に一回刊行している『関西おいしい店グランプリ』というムック本が発売されまして。
その年の関西の新店を主に紹介するこの本のフレンチのコーナーのトップを1ページぶち抜きで飾ったのがなんとこのアニエルドールでした。
今年は数々のフレンチの新店がきら星のごとくデビューしましたが、それらのお店が上下二段組で紹介されている中での壮挙。五十音順ではないと思う。たぶん。

こうして立て続けにメディアに紹介されると、今後はさらに予約がむずかしくなるかもしれませんねえ。絶対に再訪しようと心に誓っているので心配。
とはいえ雑誌に紹介されたことで私もこの店の存在を知ったのだし、そこはお互い様と思うしかありません。

二人がけのテーブルが6席という小さなキャパシティを男性二名でまわしているお店なので、これからさらに混雑して大変かと思いますが頑張ってほしいです。心から応援します。
ちなみに、シェフと副シェフが分担して調理を担当し、料理ができたら手が空いてる方が客席に運ぶという手順になっているようで。
調理場の様子が客席からオープンになっているため、男性二人きびきび立ち働いている様子が見られて楽しいです。


さてさて、前置きが長くなりましたが肝心のランチの内容はといいますと、前菜とメインの料理にちょっとしたアミューズ(つきだし)が付いて1500円。
+500円でデザートの一皿と食後のお茶と茶菓子が付けられます。
特筆すべきは、すべての皿が二種類のメニューから選べるという点ですね。メインが肉か魚か選択できるランチはよくありますが、前菜とデザートも選べるというのは楽しみの幅が広がって嬉しい。

私が訪問した日のメニューですが、つきだしがカマンベールチーズとイチジクをなんとブリオッシュに乗せたもの。
バゲットやトーストではなくブリオッシュ。いきなり変化球を投げ込んできます。油断のならぬ相手です。カマンベールの風味のいい部分だけが不思議とひきだされて良いマッチング。

前菜は秋サバのマリネか大山地鶏の一皿かを選択。メインを肉にしたかったのでここは魚を選びました。
カリフラワーのムースの上に秋サバのマリネと生ハム、カリフラワーのジュレをかけ、粉末にした生ハムを周囲に散らしてあります。
もうなんというか、前菜から仕掛けがてんこ盛り!

まず目を惹くのがサバと生ハムという奇抜な組み合わせ。これが意外やベストマッチなのです。癖と癖とが衝突寸前でひらりと回避してる感じ。まったく伝わらない表現ですみません。
カリフラワーをムースとジュレにして要素を分解してから皿の上で再構築するのは、最近はやりの科学的料理の手法ですね。生ハムを(おそらくは)液体窒素で凍らせて粉末にしているのもそう。

もともとはモダンスペイン料理から火がついたと聞いていますが、いまやフレンチや和食など世界中の料理界、はてはバーテンダーの世界にまで飛び火しているという料理界の一大潮流。
料理は化学だ、を合言葉に新技法を試みる流行です。ムース状にした料理を注射器に入れて客に出す、なんてのはどうなんだと思いますが。

ともかくまさか昼間っから、しかも1500円のコースでこんな手をかけまくった一皿が出て来るとは思いもよりませんでしたからこちらは仰天です。しかもなによりシンプルにおいしい!

しかも、となりのテーブルのお客様にお店の方が料理の説明をしているのを聞いたんですが、私が選ばなかった大山地鶏のほう、なんと低温調理だったみたいですよ。
これもタンパク質の凝固する63℃とタンパク質が水を分離し始める68℃の間で肉を調理するという流行りの調理方法です。
私の大好きな『ル・カネトン』でもランチで出てきたことがありますが、少人数で回しているお店で昼間からよくもまあこんな面倒なことをするものだと感心します。

さて、ここからいよいよメインとデザートなのですが、さすがに長くなってきたので続きは次回以降にまわしたいと思います。
仕事のほうがちょっと忙しい時期に入りますので長い記事を書く余力があるかどうかわからず、あくまで予定は未定ですがお楽しみに。
 

雑記 | 2013/11/18(月) 22:33 | コメント(0) | トラックバック(0)
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