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チョコレートは噛まず舌の上で溶かしながら食べると本当の味がわかります
《森 光年》
前々回の記事で話題にしました全国各地の百貨店で開催されているチョコレートの祭典、サロン・デュ・ショコラにさっそく行ってまいりました。

私の地元である大阪のJR大阪三越伊勢丹でのイベント開始が先週の水曜日で、私が出かけたのがそれから間もない日曜日。
予想どおりまだ比較的混雑してなかったので(あくまで比較的で、すごい人出ではありましたが)ベルギー、フランス、イギリスと世界各地のチョコレートを試食してまわることができたのですが、お目当てのショコラトリーの商品はすべて売り切れ……

大阪は扇町のパティスリー『ラヴィルリエ』のブースでシェフの奥様からうかがった話では、なんでも開会当日にすべて即完売したとか。
パリに店を出したばかりの日本人ショコラティエということで、まさかそこまで注目されてないだろうと甘く見ておりました。無念。


そんなわけで森光年なんですが、サロン・デュ・ショコラと比べるとぐっとローカルですけど、大阪梅田の阪急百貨店の9階祝祭広場で行われているバレンタインイベントもすごく面白そうであることに先日気が付きました。

ショコラソムリエのさつたにかなこさんによるタブレットチョコレートのミュージアム! これは行きたい!
かなこさんのブログは以前からときどき(関西在住の方とも知らず)拝見していたんですが、一年前のある日、淀屋橋の芝川ビルのアクセサリー屋さんにお邪魔したら、オーナーさんとお茶をしながら話し込んでいるかなこさんとまさかの遭遇。
少しだけですがショコラについて話をさせていただく貴重な機会を得たものでした。

それにしてもタブレットチョコレート、本格的にブームが来てるんですねえ。いろいろなショコラトリーでたくさん並んでいるのを目にします。
 
タブレットチョコレート、ようするに板チョコのことですが、チョコレートマニアの世界では近年、このタブレットでカカオの産地ごとの繊細な味のちがいを楽しむことが流行になっているようで。

タブレットではないですが、私もチョコレートドリンクで産地の異なるチョコレートを飲み比べしたことがありますけれど、ほんとにそれぞれ違うんですよね。
面白いことにその産地で採れるコーヒー豆と味の特色が似ていたりもする。


こうしたブームの発端はニューヨークでBean to Bar、すなわちカカオ豆(Bean)からタブレット(Bar)を作る個人店が複数登場したことにあるそうで。
意外に思うかもしれませんが、世界的に有名なチョコレートのお店でも多くは自前でカカオからチョコレートを作っているわけではなく、業者から買い付けた出来合いのチョコレートをいったん溶かして使っているんです。
数年前の情報では、原料からチョコレートを作っている人は世界でも数えるほどしかおらず、日本では京都に一人だけだったとか。

そんな状況が、ニューヨークから発信された新しいムーブメントによって変化しつつあるということでしょうね。
そしてそのBean to Barのさきがけとなったのがニューヨークはブルックリンに住むひげの兄弟が手作りしているという『マスト ブラザーズ チョコレート』
同郷のよしみなのか、ブルックリン発のコーヒー焙煎会社『ブルックリン ロースティング カンパニー』が大阪の北浜にひらいたカフェでもこちらのタブレットチョコレートが販売されています。


そういえばコーヒーの世界でもここ10年、ペーパードリップで丁寧にいれたコーヒーで産地・農園ごとの味わいのちがいを繊細に楽しむサードウェーブ(第三の波)と呼ばれるスタイルが流行していますが、これも発信源はニューヨークのブルックリン。
少し前にはニューヨークのファッションデザイナーたちがモード界の中心的存在であった時期もありました。

ファッションの世界三大コレクションといえばパリコレクション、ミラノコレクション、そしてニューヨークコレクションですが、この中でもニューヨークコレクションって保守的とされてきたんですよね。
なのでニューヨークのデザイナーがモードの最先端を担うというのはとても革命的な出来事だったのです。

そういえばサンローランのディレクターに就任したデザイナーのエディ・スリマンは就任の条件として、ロサンゼルスにいながらにして仕事ができることを挙げたとか。
フランスのブランドのデザイナーがアメリカに住みながら、パリのランウェイを歩く最先端のモードをデザインする。面白い時代です。
パリに住まずとも十分刺激とインスピレーションを得られるほど、今や世界のカルチャーの中心軸はアメリカにあるということでしょうか。
 

雑記 | 2014/02/07(金) 20:05 | コメント(0) | トラックバック(0)
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