《森 光年》
ロッテのアイスクリーム、爽が「風呂あがりに凍っちゃったのは、誰?」と浴衣姿でミネソタ・アイスマンよろしく(といっても一部の人にしかわかりませんが)凍りついた男性の巨大なキャンペーン広告を出しているのを某所で見かけまして。 そんなもん、チェット・フェイカーに決まってるでしょうが! Chet Faker - Talk Is Cheap [Official Music Video] 以前にもご紹介したジャズ・R&Bテイストのエレクトロ音楽を発表しているオーストラリアのアーティスト、チェット・フェイカーのミュージックビデオ。 レディオヘッドのボーカル、トム・ヨークが水責めにあいながら歌う『No Surprises』のPVを彷彿とさせますね。 生命の循環をテーマにしているのでしょうか。チェット・フェイカーの古代の賢人のような容貌とじつにマッチしています。 しかしまあ、前にも書きましたがこの落ち着いた雰囲気でまだ20代なかばというのがすさまじい。音楽性や歌声も含めて歳に似合わぬ老成を感じさせます。 そんなわけで森光年なんですが、前回の記事で5月14日からとお伝えした『レ・プティット・パピヨット』のアイスクリーム、予定が早まって5月3日から販売されているそうです! 大阪は西区、靭公園ちかくで日本人の奥さんとフランス人のご主人が営まれているこちらのショコラトリー。何度も言いますがチョコチップの入った抹茶のアイスクリームが絶品です。 靭公園はやや交通が不便ですが、都心にありながら広大な面積と豊かな緑に恵まれた気持ちのいい公園。 これからの季節、バラ園も見ごろですので近畿在住の方も遠来の方もぜひぜひ。 さて、甘いものの話ついでに堀江の新店パティスリーの話題を。
10年前くらい前までは大阪の最先端おしゃれタウンとして注目されていた西区の堀江。
いまだ多くの大阪人はおしゃれな町として認識しているものの近年は店舗の撤退があいつぎ、客層もおしゃれに敏感な層から一般層へとすっかりシフトしてしまった感があります。 つい先ごろ、長らく堀江のランドマーク的存在だったフランスのアパレルブランドA.P.C.の店舗がついに撤退。 堀江もいよいよ終わりかと思いましたが、その跡地に先日オープンしたのが日本の日本の大手アパレル企業ジュンが経営するセレクトショップ、アダム エ ロぺの新業態『ビオトープ』です。 【「街のランドマークに」ジュンが展開するビオトープ2号店が南堀江にオープン(Fashionsnap.com)】 ここ最近、服だけでなく食器や家具などの生活用品を広くあつかうセレクトショップ、いわゆるライフスタイルショップがブームなようで。 このビオトープもそういったショップなんですが、オープンに際してA.P.C.の入っていた雑居ビルを丸ごと改装してしまうという徹底ぶり! 一階にはオープンなカフェ、屋上は緑化したうえレストランまで設けてしまったのですからさすが大手はやることがド派手です。 こうした新たな出店で堀江再生となるかどうか、注目したいところですが、そんな堀江のアパレルがひしめき合うにぎやかなエリアから大通りをひとつはさんで西の比較的しずかな界隈。 そこに昨年12月にオープンしたのが『パティスリー オーディネール』。なつかしの番組、TVチャンピオンに出場した経験もあるというベテランシェフのお店です。 恥ずかしながらこの店の存在に気付くのが遅れて私もまだ二回しか訪問してないのですが、ケーキは本格的なパティシエとしてのゆるぎない技量を感じさせながらも親しみのある味わい。 パリの本格を追及するのではなく、町のケーキ屋さんの味に慣れた人にこそ楽しんでもらいたい、というシェフの意志が感じられます。 とはいえ手抜きや妥協は一切なく、味のバックグラウンドにたゆまぬ研鑽と緻密な計算があるのでマニアの皆さんも楽しめるかと。 シェフは気さくな方で、二度しか来店していない私にも厨房から顔をのぞかせてご挨拶してくれるのですが、少しお話しようものなら菓子の製法のこだわりを容赦ない専門用語の嵐をまじえ熱く語ってくれます。 ケーキのほか、各種焼き菓子やギモーヴ(水を使わず果汁だけで作ったマシュマロ)、ショコラ等も常備していてラインナップが豊富。 欲をいえば古典菓子ももっと置いてほしいのですが、路線に合致しないのでしょうねえ。 堀江には本格派のパティスリー『ルシェルシェ』が既にありますので、差別化をはかる意図があるのかもしれません。 ちなみにオーディネールの周辺には、コーヒーとウィーン菓子が美味しく店主のキャラも素敵なカフェ『ヴェーク』や、本格的ドイツパンのお店『キルシュブリューテ』など名店が多くございます。 パンマニアには有名な『パンカフェ フィセル』や、高級フルーツを使ったミックスジュースが絶品の『ミキ フルーツ カフェ』があるのも堀江のこちら側ですね。 連休は終わってしまいましたが暖かいこれからの季節、みなさま散策されてみてはいかがでしょうか。 |
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